農産物輸入ビジネスで起業ブログ

未経験者が農産物の輸入事業で起業した話です。

お粥屋さんの日本語教師

市内のお粥のお店で、名物のお粥と『シログ』という、肉とご飯のシンプルな定食をセットで頼むことが晩ごはんとして定着。


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店番のお兄さんが、中で手伝う女性に何やら話しかけると、彼女が僕の方を見て「日本人の方ですか?」と流暢な日本語で声をかけてきた。
曰く、1996-98年に横浜の日本語学校で日本語を勉強していた。日本企業で秘書兼通訳として勤めた後、今はマニラで日本語教師。そして、いつかまた日本に行きたいと遠い目で語る。
彼女が見せてくれたスマホに映し出されるのは、若かりし頃のご本人。眼鏡をかけて、はにかんだ笑顔が可愛い、いかにも聡明そうな留学生。野暮ったいデニム地のジャケット。当時の時代の空気感が写真から溢れ出る。在りし日の自分と重ね合わさり目頭が熱くなった。過ぎた時間は戻らない。
無責任にも特技の日本語を活かして日本で仕事見つけるか、起業しないのか聞くと、今20歳(!)の子供がいるので後2年はここを動けないと。
実は彼女は現在48歳とのことだが、せいぜい40代前半にしか見えない。童顔なフィリピン人は得である。
ちなみに、日本語を活かした仕事を探すなら、コレヒドール島には日本企業が集まっているのでそうした仕事が見つかるかもしれないとか。
とはいえ、彼女は今お金を貯めていてココのようなお粥屋さんを開業するために物件を探しているそうなので、わざわざ転職や起業しなくともよいのだろう。まあしっかりしている。