京急川崎駅またはJR線川崎駅の中央東口から10分ぐらい
駅前の繁華街とオフィス街を抜けて、その先の韓国料理店が多い飲食店街の一角。
一階がフィリピン食料品店のビルの二階に入居しているお店。
いつものように店内が伺いしれない重厚なドアを開けると、拍子抜けするような普通のレストランの風景。
ちょうど若者二人組と入れ代わりで入店。ただ一人の客となり、周りを見渡す。
店内は緑と赤のコントラストを意識しているのか。赤いフロアに緑の壁、天井には緑色のLEDライトが光る。
よくフィリピン料理店で見かける、クリスマスのポインセチアらしき花を模した、緑と赤の風船の飾り付けも。
お店の奥の厨房には男女二人のコックと、フロアには男性店員が一人。
店員さんに渡された、料理の写真とタガログ語の名前がズラリと並ぶメニュー表を何往復も行き来し、今夜の一品を熟考する。
もちろん、何と書いてあるかは理解できないので写真をギロリとにらめながら。
今日の体調は万全から程遠い、こんな日はスープが欲しい。
魚が入ったスープの写真の料理4つほどから、店員さんに味の違いを確認する。どうも味は『酸っぱいか、酸っぱくない』の二択らしい。
そこで酸っぱい組の中から食べたことがないパクシウ・ナ・バングス(PAKSIW NA BANGUS 1,300円)とグヤバノジュース(GUYABANO 350円)を選び、注文。
パクシウ・ナ・バングスとは直訳するとバングスの生姜・酢煮込み料理らしい。
バングスはフィリピンでは国魚とも呼ばれるほどよく食べられている魚で、身が白いことから英語名でミルクフィッシュともいう。
壁の大型テレビには、フィリピンの番組が流れる。今日は音楽番組のようだ。
直近までいたアフリカ某国の音楽チャネルでは、ビートの効いたダンス曲がひたすらかかっていたのと違い、メロディと歌を聴かせる歌手が多い。
番組の趣旨の違いといえばそれまでか。
そんなことをぼんやり思いながら、料理を待つ。
そして料理が到着。
スープからミルクフィッシュの真っ白な、脂ののった身をのぞかせる。
ほんのり魚の香りがするかしないかのトロトロの身を箸でほぐして口に運ぶ。
脂がコッテリのったサバを食べたのではないか、と何度も魚を見返す。
次にスプーンですくって一口食べると、むせ返るほど酸っぱい。でも、それが疲れた体にイイ。なんか効いている気がする。
さらにスープをじっくり楽しむ。スプーンでひとくち一口飲む。
一目でそれとわかるゴーヤに存在感があるのはもちろん、紅ショウガや煮込まれてくたくたに柔かくなったニンニクもある。
酸っぱくて、口の奥とこめかみがキューンとする、夏バテ対策用の食事にありそうな味だ。フィリピンは常夏だし、味がそう発展したのだろうか。
じっくり味わい、今宵も完食。
グヤバノジュースも飲んだが、トロピカルフルーツという以上の感想は今回はない。疲れているのだろうか。。。
歌番組も十分に堪能して、レジでお支払いしながらよもやま話を少々。
お話相手になってくださったのは、勤務歴21年のベテラン従業員さん。
当地でお店が1997年に開業し22年なるが、開業翌年からのお勤めということになる。
当店パミリヤは蒲田にもっと大きな支店があり、店内でダンスのズンバを教えているそうだ、と聞いて思い出した。確かに蒲田のその店に行った記憶がある。
蒲田のイスラパミリア Isla Pamilia - mendoydxの中年がフィリピン人相手のビジネスで起業を目指すブログ
めちゃくちゃズンバで盛りあがっていると思ったがお店として推していたのね。
皆さんの地元を伺うと、いろんな地域のご出身。こうしたお店では、同郷の出身者が働いているものとの勝手なイメージがあったがそういうものでもないらしい。
なお下の階のフィリピン食料品店はオーナー同じ。蒲田と合わせて3店舗、やり手経営者である。
お客様の層を伺うと、早い時間はフィリピンパブのお姉さんと同伴客、深い時間はパブのお姉さんが中心とのこと。場所的にも違和感なし。
メニュー:
バングスの生姜・酢煮込み(パクシウ・ナ・バングス、PAKSIW NA BANGUS) 1,300円
グヤバノジュース(GUYABANO) 350円
営業日:
月‐土曜日 6PM -5AM
日曜日 2PM-10PM(食べ放題)
電話: 044‐211‐5610
住所: 神奈川県川崎市川崎区東田町10−12
ご参考:
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イロドリ 氏家 真
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