海外取引先を開拓するための英文メールのシリーズ第2回目です。
大事なことは、あなたとビジネスができそうだとはっきり伝えること、と前回お伝えしました。
前回のブログはこちら
前回の超シンプルな初回メールで、先方があなたとビジネスができそうだと判断すると、
『あなたの会社について、もう少し詳しく教えて欲しい』
という趣旨の返信してきます。
では、あなたは相手に何を返信すればよいでしょうか。
以下、あなたが海外のメーカーやショップから商品を購入し国内販売する、輸入ビジネスを念頭にご説明いたします。
文末にテンプレートを載せていますので、ご自由にコピーしてお使いください。
あなたは、以下の内容を盛り込んだ自社の会社概要をメールで返信、または先方所定の取引申し込みフォームに入力すれば完了です。
英文ビジネスメールは、要点を絞った短い文面が好まれるため、今回も、詳しい事業説明は不要です。
- 業歴
- 年商
- 主なお客様(法人、商店、個人ほか)
- 商流(実店舗、オンライン、卸売)
- ホームページ
- ストアページ
- 主な取り扱い商品とブランド
回答方法がメールの返信ではなく、先方所定の取引申し込みフォームへの記入の場合は、フォーム内で次のような入力事項が要求されることもよくあります。
- Tax Number / Tax ID
- ライセンスか営業許可証のコピーの添付
- どこで当社を知ったか
- 当社のどの商品に興味があるか
Tax Number / Tax ID:同じものが日本にないので、そのことを説明し、国税庁の法人番号[Corporate Number]とそのURLを伝えると、了解してくれます。
ライセンスか営業許可証:日本に存在しなければ、ないと伝えるしかありません。案外先方も気にしないことが多いです。
どこで当社を知ったか:あなたが先方を見つけた方法を答えましょう。誰かからの紹介であれば先方から信頼度が上がります。インターネットで調査したと答えておけば、まあ無難です。
どの商品に興味があるか:興味のある商品を回答します。もし商品自体にこだわりがないのであれば、アマゾンや楽天などオンラインショッピングモールで、ブランド名で検索して、売れ筋商品を調べて2-3個列挙すればOKです。
なお相応の規模のメーカーであれば、
- 販売は別の会社にまかせているので、そこに問い合わせて欲しい、あるいは
- 日本での総販売代理店に任せているので彼らに問い合わせて欲しい
といわれて再度同じ内容のメールを送ることがよくあります。
以下、ひな形です。
***日本語***
[担当者名]様
ご返信ありがとうございます。
私は当社を[**]年前にはじめました。--- 業歴
年商は[***]ドルです。 --- 年間売上(できればドル換算)
主なお客様は [社名1], [社名2], と[社名3]です。 --- 主なお客様(法人、商店、個人ほか)
私たちは[路面店]と[アマゾンジャパン]で売っています。--- 商流(実店舗、オンライン、卸売)
当社のホームページはhttps://***********--- ホームページ
ストアページはhttps://**********--- ストアページ
主な取扱商品は [ブランド1], [ブランド2], と [ブランド3].です。--- 主な取り扱い商品とブランド
[以下、聞かれたら答える]
Tax Numberは日本にありません。当社の法人番号は[************]です。国税庁のウェブサイトを御覧ください。---Tax Number / Tax ID
国税庁 https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/
日本でライセンスは不要であり、持っていません。--- ライセンスか営業許可証
(ライセンスが必要な場合:ライセンス番号は[************]です。)
貴社のことはネットを調べていて知りました。--- どこで当社を知ったか
(紹介者がいる場合:*****さんが、貴社を紹介してくれました。)
主に[商品A]、[商品B]並びに[商品C]--- どの商品に興味があるか
[以上、聞かれたら答える]
もしよろしければカタログと価格表をください。
よろしくお願いします。
[ あなたの名前]
***英語***
Dear [担当者名/分からなければSir],
Thank you for your reply.
I started my company [**] years ago.
Our annual sales is USD [************].
Our major clients are [社名1], [社名2], and [社名3].
We sell [in our brick and mortar store] and [on Amazon Japan].
Our homepage is https://**********
Our store page is https://**********
Our major product lineup include, [ブランド1], [ブランド2], and [ブランド3].
[以下、聞かれたら答える]
We do not have Tax Number in Japan, but we have Corporate Number. Our Corporate Number is [************].
Please find Corporate Number Publication Site by National Tax Agency https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/
We do not need the license in Japan.
(ライセンスが必要な場合:Our License Number is [************].)
We found your company through interenet search.
(紹介者がいる場合:Mr./Ms. ***** kindly introduced your company to me. )
We are especially intersted in [商品A], [商品B], and [商品C].
[以上、聞かれたら答える]
We appreciate your catalog and pricelist if available.
Best regards,
[あなたの名前]
***以上!***
ノンネイティブな英文ですが、全く問題ありません。
身も蓋もないですが、この程度の内容であれば、日本語で短く区切って書けばGoogle翻訳で訳した英文で十分に事足ります。
繰り返しですが、あなととつき合えばビジネスになるかが一番大事です。
そういう意味では、相手の事業をより深く理解していることが伝えるために、何故先方と取引したいのか具体的に説明できれば、協議が先に進みやすくなります。
とにかく取引先と、直接あるいはリモートで会って話したいという方は、こちらをご覧くださいませ。
英文メール、リモート商談などはじめての海外事業のお悩み・ご相談は、
イロドリ 氏家 真
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email: makoto.ujike@ilodoly.com
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