屋台のたこ焼き屋さんに通って3-4日が経つ。
今宵もまたビールをコンビニで買い、たこ焼きをつまみに夜風に当たろうかなどと思いつつ屋台に立ち寄る。
いつもに増して作り置きが多いことを販売の若者に茶化していたら、裏のお店からお兄さんが出てきて声をかけてきた。
女性起業家から話に聞いていた、オーナーである。ここぞとばかりに彼に起業の経緯を根掘り葉掘り聞きまくる。
10年ほど前に個人事業主で輸入ビジネスを始め2,3年前に法人化。元々海外移住希望であったが、物価など総合的に考えてマニラを拠点にすることにした。マニラにはこの1年半くらい出入りしながら、飲み屋にも通いながら情報を集め、この度仲良くなったママさんのお店の前で屋台を開業。
簡単ではない、タフなストーリーをもった起業家がここにもまた一人。起業とはこのように地道な準備を重ねて実行に移すものなのだろう。
いつもに増して多かった作り置きもそんなオーナーの無言のプレッシャーに気圧されて作ったのかもしれない。