コワーキングスペースの受付で名刺を渡した。他人にビジネスとして完成した名刺を渡したのは多分初めてだろう。受付の担当者から挨拶のように事業内容を聞かれ、ところどころつまりながらも外国人向けの便利屋というか、日本定着サービスの説明をした。
その後、いっとき通っていたフランス語サークルの発起人に近況報告しに会いに行き、挨拶かたがた名刺を渡した。当然、事業内容を聞かれた。
てっきりそれで話が終わると思ったら、名刺を見て彼の目つきが変わり、そこから話が広がり、彼の本業のビジネスでパートナーとして手伝ってほしいと言われた。
名刺というのは作った本人にとっては、覚悟を意味するものであり、渡されるに人にとってもこちらの人物像を解釈する土台となる、ということを実感した日。