農産物輸入ビジネスで起業ブログ

未経験者が農産物の輸入事業で起業した話です。

クリスマスのミサに参加

フィリピンの人たちを理解するには、彼らに深く根付く、カトリック信仰をもっと知らねばならない。

ということで、クリスマスを控えてカトリック目黒教会のミサに参加して来た。

夜7時の開始時間に備えて6時半に教会に到着。教会の雰囲気は荘厳。

まず圧倒されるのは聖堂内を見上げなければ追いきれないアーチを描く高い天井、そして正面奥の祭壇には十字架が掛り、その手前には高さ2メートルはあろうかという正真正銘?のクリスマスツリーが飾られる。

入口でミサで使われる聖書の一節か聖歌が書かれている配布物を一枚もらい、聖水で簡単に身を清め中央左側の席に着く。そしてミサを待つ。

夜7時にミサが開始。始まってすぐに気づいたのが、神父様の説教はタガログ語のみ!手渡された配布物もよくみればタガログ語、残念ながら全く分からない。

そんな個人的な混乱とは別に聖堂は信者の厳かな祈りに包まれる。

こちらは時折信者が唱和する聖書の一説を正面にプロジェクターで映し出された表示をたよりに口パクしたり、聖歌をワンテンポ遅れて微妙な音程で歌ったりで必死で、心の中の神様と対話する余裕はない。

そうして周りに合わせて、手を広げたり合わせたりひざまずいたりしているうちにミサが終わった。

ミサが終わるとみんなホッとした表情に見えたのは気のせいか。

信仰があることは、日々の迷いや悩みに疲れた心が立ち戻る場所があるということなのではなかろうか。と、信仰心が希薄な自分は彼らが羨ましくなった。
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