JR蒲田駅の西口から徒歩2分
商店街を100-200mぐらい歩いたビルの4階。
同じフロアにはフィリピンパブも入居しており、その効率的な顧客導線に感動しつつも、その分、若干の覚悟のような心持ちでドアを開ける。
店内は広く、拍子抜けするほど静か。
三人組と二人組の客が広いフロアにそれぞれ陣取り食事をとっており、奥にはステージも見える。
スタッフに席に案内してもらい、メニュー表とともに、本日は食べ放題も行っていると一言。彼の指さす先を振り返ると、入り口から入ってすぐのところにビュッフェスペースが目に入る。反射的に食べ放題を選択すると、価格は1,000円と激安!
1,000円で食べ放題のメニュー
入り口から一番近い席には、威厳のあるママさんが陣取り、何かの勘定に没頭し、フロアでは従業員の男性2名が忙しく接客している。
食べ放題1,000円、ココナツジュース400円
しめて1,400円
フィリピン風ビーフシチューのカルデレータが、旨い。後で知ったがおすすめ料理とのこと。
タイミングを見てママさんにお話しを伺う。
当店は、開店以来移転を挟んで11年で、第一印象で広いと思った通り、最大収容人数130名のフィリピンレストランとしては大型店舗とのこと。
先日もフィリピン大使館職員の送別会に使われたというのも納得。
名刺を拝見すると『株式会社』と書かれており、某大手金融機関と組んで送金サービスをするのに、株式会社化したそうだ。さらに2019年3月には、深夜にディスコとして営業する許可が警察から下りることを見込んでいる。
立派なというか見事なというか、完全に事業家である。
現在は、4名のスタッフをフィリピンの地元から呼び寄せて営業しているとのこと。
顧客層は、同じフロアにフィリピンパブが入居しているため、パブに行く前に食事していくお客さんやパブの仕事の後のホステスさんたちがたくさん利用するらしい。
ママさんは、目力のある威厳をまとった方であるが、自分が起業準備を進めていることを話すと『気持ちを強く持て』とアドバイスし、店内の掲示スペースにチラシを置くことにもご了承くださった。
少し前に入店してきた孫と思われる子供たちに優しい目で話していたのは、見間違いではなかったようだ、 と勝手に納得する。
なお当店の得意料理はフィリピン風シチューのカルデレータ、ピーナツソースの牛肉とモツの煮込みのカレカレなど。
ひとしきりママさんにお話を伺い、デザートに手を食べていると、スタッフの方がフレンドリーで、無料でマッサージまでしてくれた。母国でマッサージのトレーニングを受けていたとのことで、腕前は確か。
フィリピン式の素晴らしいおもてなしも悪くない。
ぜひ友達と来てほしいとママさんから軽く営業されたが、ここならば友人とも来てみたい。
広いフロアの奥にあるステージ
ご参考: