東武東上線の上板橋駅から徒歩8分
日比のご夫婦で切り盛りされるお店。2回目の来店。
入口の引き戸を開けば、奥に向かって右手にカウンター席が4脚、左の壁際沿いに4人掛けテーブルが2台ならび、一番奥には小上がりが見える。
小上がりにはテレビもあり、一般家庭のお茶の間のような雰囲気を出している。
先に入っているお客さんも、中年の日本人とフィリピン人のご友人3人組で、仕事やらプライベートやら楽しくご歓談中。
自分は空いていた奥のテーブルに通され、入口の方を向いて座る。
ガラス敷きのテーブルにはフィリピン地図が挟まり、当方には馴染みの薄いがなんと7,500以上!の島々が記されている。
フィリピンは世界で2番目に島が多い国である。
顔を上げて右をみればフィリピン観光馬車のポスター、左を見ればボクシング世界チャンピオンである、国の英雄マニーパッキャオのTシャツが飾られる。
ここがフィリピン風居酒屋であることを、まず視覚で満喫。
そしてメニューを見て思ったのが、良心的な価格帯!
事前の調べで、フィリピン風の『大衆居酒屋』とのネット上の評判も見られたが、確かにお値ごろ。
圧倒的に1,000円未満のメニューが多い。。。
その数々の料理から今回は、酸っぱいスぺリブスープのシニガン・バボイ800円と麦茶300円を注文。
シニガン・スープは何種類かあるが、フィリピン人のお客さんに大人気であるとのお墨付き。
しばし待ち、シニガン・バボイが登場!
・・・
目にした瞬間
『ドンッ!!』
という週刊少年ジャンプの大人気の海賊冒険漫画の効果音が聞こえたのは、気のせいではないはず。
マスターに当店のシニガン・バボイについてお話を伺った。
スープの具材は、スペアリブ、大根、オクラ、ナス、ししとう、そして、ほうれんそう。
日本で入手しやすい食材中心で、構えることなくいただいた。
とくに、味付けはフィリピン本国では避けられがちな『辛味』を加えることでオリジナルな工夫をされている。
いわれてみれば確かに、ラー油であろうか、酸味を残したまま程よく辛味が効いていて食べやすい。酸味も、いい意味で心なし抑え目な印象。
しかも見た目のBIGな印象に反して、野菜中心のスープでお腹にもたれないので、ゆうゆう完食。
とはいえ自分ひとりで食べるには量が多めか。
当店に限らず一人用メニューがなかなかないフィリピン料理であるが一応、恒例として一人用のメニューがないかを聞いてみる。
すると一人で来る客は大体日本人男性で、お酒中心のご注文するので、一人用の食事メニューはあまり揃えていないとのこと。なるほど。
しかし(しかも?)フィリピン人のお客さんは、このシニガン・スープにさらにライスをたくさん注文して食事するそうだ。。。
きっと何人かで食べるとは思うが、フィリピン料理の量が多いのには理由があるということ。
次回は、ぜひ友人と一緒に来て、ご夫婦の休憩スペースでなければ、できれば小上がりに上がって、いろんな種類の料理を楽しみたい。
お値頃感:★★★★
メニュー例:
スープのシニガンバボイ 800円
ソフトドリンク(麦茶ほか) 300円
営業:18:00-6:00
電話:03 3932 9746
住所:東京都板橋区上板橋3-24-1
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