JR山手線大塚駅の北口から徒歩3分
直訳すれば『大塚のパーティー』というゴキゲンな名前のお店。
以前、一度来店した後、何回か来てみてもなぜか開いていなかったお店。
お店のビルに到着。入口は外から登れる階段で、ビルの2階。
路面の立て看板には、本日日曜日の営業は 11:00-14:00 と書いてあるが、現在14:15...
どうか開いていてくださいと祈りながらドアを恐る恐る開けると、ママさんに「いいですよ」との気さくなお返事をいただき、入店。
ひとりママさんと談笑していた常連の女性客に案内していただき、入口を背に店の奥に伸びるL字型のソファに着席。
道に面した側に窓が大きく取られた室内は明るく、実際の敷地以上に解放感がある。
本来は当たり前のことであるが、特に繁華街のフィリピン料理店では窓がなく、ドアからも中の様子が伺えない『スナック風』店舗が多いので、日光が差し込む店内にホッとする。
営業時間を過ぎていたこともあり、残り少なくなった料理をビュッフェ台から取り分けて、遅めのランチに臨む。
本日の食べ放題のメニュー(9品)
- ポーク・シニガン タマリンドという豆で酸味をつけた酸っぱいスープ
- シニガン・ナ・バボイ 豚肉のシニガン
-
ポーク・アドボ 醤油、お酢、黒コショウで煮込んだ豚肉。いわゆるテッパンの一品。
-
パクシウ・ナ・パタ 豚足と豚バラなんこつを甘辛く煮詰めた料理。
- チキン・アプリターダ 鶏肉のトマト煮込み
- トルタン・ギニーリン Tortang Giniling 具だくさんのひき肉のオムレツ
- スパゲッティ🍝 超有名ファストフードのジョリビーと同じ盛り付けの一品
- ライス
- デザート
酸っぱい味付けの豚バラ肉の煮込み。フィリピン料理の定番であり、温かいうちにぜひ食べたかった。
醤油+お酢+黒コショウで煮た豚肉という組み合わせで、美味しくないはずはないのだが、当店では生姜が効いており、より大人の味に仕上がっている。
ご飯と一緒に食べると、フィリピン人でなくともこの料理を好きにならずにいられないだろう。
甘く、少々辛く煮込まれた料理。今まで食べたことがなかったかもしれない。
とくに茶色い山菜(ゼンマイ?)の具材が、フィリピン料理では珍しい(と思う)。
具だくさんのオムレツ。これも、ぜひ調理したての時に食べたかった。
ジョリビー(Jollibee)とはフィリピンでマクドナルド以上に人気のファストフードチェーン。とくに子供たちに大人気。
この特徴的な盛り付けを見れば、フィリピン人なら誰しもジョリビーを連想するという、もはやソウルフードでなかろうか。
食べながら(失礼)、ママさんにいろいろとお話を伺う。
2016年3月から彼女の地元で、フィリピンの美食の地域として有名なパンパンガ州の家庭料理を提供。
当店のこだわりは、他所ではありがちな出来合いの料理を温めるのでなく、注文を受けてから調理すること。
現在は一人でお店を切り盛りしており、そのため、来店の前に連絡をしていないと買い物などで不在としている可能性があるとか。
なるほど、壁に貼っている食事後にお皿を下げる旨のお願いなど、いろいろと納得。
そして、当店のおすすめメニューは・・・
- シニガン・サ・ミソ(1,500円) 魚入りの酸っぱいミソスープ。他店では日本の味噌を使っているが、当店ではフィリピン式の味噌を使ったママさんのオリジナル料理を出している。
- ディヌグアン 豚の内臓や肉を豚の血、ニンニク、唐辛子、酢の濃厚でスパイシーな濃いグレービーソースで煮込んだシチュー。売り切れ必至の人気料理。
なおママさんより、フィリピン料理だけでなく、スペイン料理、中華料理、日本料理それぞれ提供できるとの力強いお言葉もアリ。
フィリピン料理でなくとも食べられる、ふらりと入りやすいお店であることに間違いない。
お店の入りやすさ:★★★★★
メニュー例:
日曜日 11:00-14:00 食べ放題 1,300円
定休日: 土曜日
電話:080 1343 0132
住所:東京都豊島区北大塚2丁目16−5