仕事帰りに先日も来た上野のカジュアルなお店パンゲアに来訪。
メニューを迷っていたら、フィリピン粥のゴト(Goto)を発見!
マニラの屋台で昨年食べて以来、日本ではなかなかお目にかかれない料理。軽くテンションが上がる。
フィリピンではゴトはお酒を飲んだあとに屋台で食べるシメの一品として、広く親しまれている。
お粥は牛や豚の出汁で煮込まれ、具材にはモツが入り、揚げたニンニクの切れ端がパラパラかかる。必然、日本のお粥と比べて濃厚な味がする。
待つこと何分。ラーメンの丼に並々と入ったゴトが登場!
明らかにグループ客向けの量、中年男性一名にはちと厳しい。
ゴト1,500円
しかしそうは言ってもお粥はお粥。少々量に苦戦しつつも、丼一杯をサラリと完食。
こってり好きの自分には、むしろもっとドロドロしたスープでもよかったかもしれない、と余裕気味の思いをいだく。
食後に、常日頃疑問である『なぜ日本でゴトが食べられないか』理由をマスターに伺ってみた。彼の推測では、トッピングにつかう柑橘類カラマンシーが安価に手に入らないからではとのこと。
カラマンシーは、すだちに似た果物でフィリピン料理のトッピングとして頻繁に使われてる。現地の人は、(ほぼ)何の料理にでも絞っている。日本ではレモンで代用しているお店もあるそうだ。
こちらのお店の経緯も伺った。
場所の移転もまたいで累計で8年ほど営業しており、マスターは一年ほど前からお勤め。8年というと結構な年月であり、固定ファンがいることが想像できる。
お客さんの層は、フィリピン人はもちろん、会社帰りのOL、近所の大学病院の医師やフィリピン帰りのビジネスマンなど多彩。
はやくチラシを持ってきて、お店前のスタンドに置かせてもらわなければ。