農産物輸入ビジネスで起業ブログ

未経験者が農産物の輸入事業で起業した話です。

東京都足立区竹の塚のトリあえず

ハンバーグセットが美味しいお店

東武東上線の竹ノ塚駅から徒歩3分

雪も予想された凍える夜10時ごろに駅から肩をすくめて、小走りで向かう。

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お店の入口

『とりあえず』とひらがなで店名がかかれている階段をコツコツと登り、ガラスのドアを開けると、カウンターからひょっこりと顔をのぞかせたマスターと目が合う。

フレンドリーで笑顔が爽やか。

店内の照明はキラキラと華やかに色を変え、大画面テレビに映るミュージックビデオのノリの良いBGMがかかっている。

さっと店内を見渡すと壁一面の黒板にびっしり書かれたメニュー表があり、およそ10メートル四方のフロアにシンプルな4人掛け丸テーブルが4-5台と、カウンターに4脚のハイチェア席。

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店内奥からカウンターを見た様子

入口と対角線上の奥のテーブルに、雪に備えて持ってきた折りたたみ傘を置き、黒板に再び目を移すとフィリピン料理のメニューがびっしりと、日・英併記、いや日本語メインで書かれている。

日本語のメニューがこれほど充実しているフィリピン料理店は珍しい。

しかも単にカタカナで料理名が書いてあるのでなく、「日本語で言うとこうなるのね」というとても分かりやすい書きぶり。

例えば、ビールとよく合うことで界隈では知られている、シシグ・Sisigは『コリコリ豚肉の鉄板焼き』。

なるほどね~。

後でマスターに聞けば、知り合いにご協力いただいているとのことだが、なかなか。 

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親しみやすい丁寧な日本語の料理名

久しぶり(とはいっても約2週間ぶり)のフィリピン料理でテンションも上がり、

フィリピンから3年前に来たという、気さくなマスターにあれやこれやと話しかける。

ご本人は苦手というが、マスターは流暢な日本語で分かりやすくお薦め料理や、ほかの料理の特徴を説明してくださった。

お店に入った当初、今回はフィリピン料理の定番メニュー、アドボ(醤油と酢の煮込み)を頼もう!と考えていたが、説明を聞いてあっさりと彼のオススメの定食メニュー
『ハンバーグときのこのセット・850円』に変更。

本日はマスターお一人で店を切り盛りしているので、話が盛り上がるほどに料理が出なくなるジレンマ。

すでに夜10時をとうに回り、空腹も限界。

おしゃべりをちょっと我慢して、マスターに料理の腕を振るっていただく。

 

結局カウンター席を移して、料理を待つ。

登場!

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ハンバーグときのこのセット 850円

クリーミーなホワイトソースがなみなみと注がれた熱い鉄板。

そのクリーム色の海に、満ち潮に沈む小岩のようなハンバーグ。きのことソースを上からざぶんとかぶり、カリカリに上がったニンニク片が乗る。

すぐ隣には、モチモチのごはん島🍚。てんこ盛りのてっぺんに、こちらも、カリカリのニンニクがかかり、食欲がますますそそられる。

マスターとおしゃべりしながらいただく。

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鉄板にクリームスープの海が広がる

お腹が空きすぎて、ご飯をがつがつ食べ始めた。

おおぅモチモチの炊き上がり。

そして見た目の印象が強い、たっぷりのホワイトソース、いやクリームシチューのルーのよう。

そのソース(ルー)に醤油か魚醬か少し入っているようだが・・・?

とにかく、ご飯と食べてヨシ!

そう、クリームシチューをご飯にかけたあの幸せな味。

ハンバーグにも手を伸ばす、きのこを忘れず、ソースをからめて、ニンニク片も一緒にパクリ・・・

 

(*‘∀‘)

 

ハンバーグ+きのこ(マッシュルーム)+クリームシチュー+ニンニク

日本の洋食の王道の組み合わせと、ニンニクのアクセント。

かけ合わせてますます美味しい。

ものの5分で食べ終わり、何ならお替りしたかった。

 

当店は、もともとは越谷市で営業していたのを、2年前の2018年に当地に移して開店。

来店するお客様は8割くらいが近隣で働くフィリピン人で、飲み会の二次会や深夜の終業後に来て、朝の始発まで過ごすグループ客も多いとのこと。

マスターとは別に日本人のオーナーさんがいらして、二人で相談しながら日本人に向けたメニュー開発。

日本人のお客様はフィリピン人と味の好みが違うので、日本人向けにはフィリピン人客よりも味付けの強さを少し抑えて調理しているそう。

しかも当店では、マスターが飲み過ぎたお客様にコーヒーやスープをサービスで出すこともあるとか。

曰く『ただお客様が満足してくれたらいい』というサービス業の鑑のようなお言葉。

一番のお薦め料理は、鶏の丸焼き、レチョン・マノックLechon Manok(1,800円)

レストランに備え付けられた特製オーブンで、お客様には必ず出来立ての料理を出す、というマスターのこだわりもうれしい。

こんどは友人を連れて戻ってくると確信しつつ、終電が近づく竹ノ塚の駅を目指し、来た時同様に小走りでお暇。

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マスターお薦めのトリの丸焼き 1,800円(一羽分)


店名:トリあえず

日本客向けのお気遣い:★★★★★

営業:年中無休 18:00-08:00(不定休)

メニュー例:ハンバーグときのこのセット 850円

住所:東京都足立区竹の塚1-30-12 2F

電話:03-5856-5959

地図:

 

トリあえず東南アジア料理(その他) / 竹ノ塚駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5